2009年3月20日金曜日

低価格NAS運用ノウハウ

低価格NASのファームウェアに不具合が起きた際(バグとかじゃなくて)、基本的にはメーカー修理になります。しかし、特に企業で使う場合にはバックアップが完全であっても、一刻も早く修復する必要に迫られます。

その際に裏技的に使えるのがファームウェアのアップデータです。
アップデータは中身がそのままファームウェアであり、全体を上書きするものがほとんどです。不具合の出たNASでファームウェアのアップデートをすると、不具合部分も同時に上書きしてくれます。
気をつけないといけないことは、いきなり最新版にしないこと。そして1ヶ月に1度はアップデートを確認すること。

ファームウェアはダウンデートできないものが大半です(周辺機器でダウンデートできたのは、Planexのルータだけでした・・・)。 
もし使っているNASのファームウェアが古いままならば、そして問題が起こっていないならばむやみにアップデートしない事をお勧めします。
そしてメーカーによっては、最新版のアップデータが出たら、古いものは順次ダウンロードサイトから削除するところもあります。 なので新しいファームウェアが出たら、すぐに落として保存しておくことが大切です。ちなみに、うちのHDL-GT1.6は現在ver1.11で動作中なので、ver1.29が最新版の現時点であと6回ファームウェアを書き換えることができるということです。


もちろん、アップデータはファームウェアのバグを潰したものなので順次アップデートしていくことが正しいのですが、中身がLinuxであっても"コンソールからコマンド"を使えない低価格NASでは、このような手法を選ばざるを得ないこともあるのです。

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