2009年3月18日水曜日

HDL-GTを2年間使ってみた。

今日、IO・DATAのHDL-GT1.6のHDDが壊れたので、どれだけ前に購入したものかを調べてみました。

2年間でHDDの故障が2回。
このためにRAID1+0で組んでるので、まったく想定内。
もちろんホットスワップでサクッと交換です。

HDL-GTのホットスワップはカートリッジを使うのですが、その中身はSAMSUNGの"HD400LJ"。ごく一般的なHDDを使用します。

IO・DATAはコスト削減の対象としてHDDの質を落とす代わりにシステム全体としての完成度を上げる手法のようです。
壊れたHDDはサクッと交換できるようにしてストレスフリーな作りなのも重要な点です。


ちょっと一般的な考え方じゃないんだけど
低価格NASを評価する基準として、HDDの故障率はそこまで問題にならないと思ってます。
以前、Terastationを2年間使ったことがあるんだけど、HDDは一度も壊れなかったのにファームウェアの出来が酷くて大変な目にあったのです。
(Terastationは同等価格でWestern Digital製でした)
ファームウェア(RAIDコントローラ)が壊れると、例えHDDが健康でも、NASとしてはそこで終わりなんですね。
というわけで低価格NASの選定優先度は "HDD < 安定性" といえるのです。

・・・という風に考える人は他にも大勢いるようで、コンシューマ向けPC周辺機器メーカーはSOHO向け商品を次々と出していっています。企業で使うことを考えると、ファームウェアの安定性は最優先になりますから、選考にはより気をつけないといけません。
IO・DATAのNASはお勧めですが、最近は商社も低価格NASをプッシュしているので参考にすると良いですよ。
ココなんかが最近プッシュしてきてます。高いけど。
この1TBモデル、IO・DATAでは販売してない特注品ですね・・・にしても高いだろ。


これはあくまでも低価格NASを企業で使い続けてみたという話。で、低価格NASのススメではないのです。
高可用性を狙うならば、当然RAID6であるべきでしょうし、HDDはSASであるべきなのです。
低価格NASは、あくまでもバックアップ先の1つであるべきで、メイン、バックアップ両方で使い続けるには管理者は苦労が多いことを一言付け加えさせてもらいます。

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