2009年3月25日水曜日

Inno Setup はじめの一歩


Innoの日本語Howtoサイトは意外とはじめの一歩が書かれていなかったりするなーと思ったので書く気が出てきました。

はじめの一歩がうまくいかないと、使い始める前に挫折してしまうものですからね。


Innoを初めて使う人のためのHowToです。
自分自身がInnoを使いこなせているかという疑問がありますので、まずはこれからInnoで作ってみようかと思っている人向けにしました。まずはウィザードを使って第一歩を踏み出しましょう。
インストールに関しては、こちらを参考にしてください。


1、ウィザードから開始する

Innoを立ち上げると、以下のWelcomeウィンドウが出てきます。
最初のスクリプトを書くとき、ウィザードを使うと楽なので、英語だからと敬遠せずにぜひ使ってください。


"Create a script list using the Script Wizard"にチェックして「OK」


ウィザードが始まります。「Next」
ここで"Create a new empty script file"のチェックは入れません。ここに入れると、ウィザードが中断されてからのスクリプトウィンドウが出てきます。


2、アプリケーションプロファイルの設定

アプリケーションのプロファイルを入れていきます。自分のソフトの情報を入れて、著作権やサポートサイトを明示する重要な部分になります。

ここでは以下の情報を書き込みます。
Application name :自分のアプリケーションの名前  
Application name including version :バージョンを含めたアプリ名
Application publisher :アプリケーションの作者名
Application website :アプリケーションの情報を提示しているサイト
書き込んだら「Next」


3、インストール先の設定

プログラムのインストール先を設定します。


Application destination base folder :インストール先の親ディレクトリ
Program FilesHoge_Software”(青字部分)

※デフォルトは「Program Files folder」になっています。この設定ではC直下の「Program Files」が親ディレクトリになります。Cドライブ直下に置きたい場合などは下のように「Custom」を選択して、更に下の欄にパスを記入します。


Application folder name :インストール先の子ディレクトリ
”Program Files¥Hoge_Software”(青字部分)
ここにソフトウェアのブランド名を書くのが一般的です。(ex.会社名)

Allow user to change the application folder
チェックを入れるとインストール時にユーザーが自由にインストールディレクトリを変更できます。

-------------------------------------------------------------------------
ここで指定したインストールディレクトリが、後からスクリプトを書いていくときの{app}に該当します。


[Setup]
AppId={{XXXX32X9-22X9-4XX6-107X-15XXX4X7XX1X}
AppName=Hoge_Scripter
AppVerName=Hoge_Scripter 2.80β
AppPublisher=Hogehoge_hassy
AppPublisherURL=http://hassy55.blogspot.com/
AppSupportURL=http://hassy55.blogspot.com/
DefaultDirName={pf}\Hogehoge_software
DefaultGroupName=Hogehoge_software
OutputDir=C:\WORK\HogehogeProjects\00_Make_inno\HOGEHOGE_Scripter2.80_Compiled\Output
OutputBaseFilename=HogeScripter
SolidCompression=Yes
UninstallDisplayName=Hogescripter2.80β

WizardSmallImageFile=Elements\Hassy_LOGO.bmp
WizardImageBackColor=clWhite
WizardImageStretch=no

2009年3月24日火曜日

Inno Setupを好きになるために見とくサイト


とりあえずInnoでインストーラを作るのに参考にしたサイトをあげとこう

jrsoftware.org
Inno Setup作者 Jordan Russell氏のサイト。最新Verはここから。

Inno Setup 日本語 デベロッパーズガイド
サイドフィード株式会社の提供する日本語開発ガイド。初めてInnoに触れる人はここから始めましょう。

TexTex.page
GUIでInno用のスクリプトを作れるInnoEditXを配布しているサイト。もうすでに閉鎖しているのですが、ページは残っています。
最初はパスカルスクリプトがいまいちわからなかったので、InnoEditXで作ってエラーが出たらマニュアルを読むという作り方をしてました。
この作り方はおススメです。

HiSoft2000.de
GUIでInnoのインストーラが作れる「Inno Script Generator」(旧Script Maker)のサイト。
ただ、日本語(2バイト文字)が扱えるかは確認してません。どうしてもパスカルスクリプトが好きになれない人にはいいかと思います。

isskin.codejock.com
Innoのシンプルなインストーラが超美麗なインストーラに変わります
インストーラ自体は重くなりますが、自作ソフトが愛くるしい人向け。

Donut RAPT
和製ブラウザ Donut RAPTのサイトです。Donut RAPTのインストーラがInnoで作られているので、実践的な内容が掲載されています。現在、Innoの日本語情報に関してかなり貴重で有益な情報を提供してくれるサイトのひとつだと思います。
ここではInnoのインストール画面をGUIで作ることのできる"Inno Setup Form Desiner 2.0.8"を日本語化して配布しています。オリジナルサイトは閉鎖されているので、非常にありがたいです。



Inno Setupのサードパーティソフト開発は既に熱が冷めてる感じがありますが、その割にInnoを使っているソフトが多いのは、Innoが柔軟で使い勝手の良いインストーラを作れるからでしょう。
是非とも末永く生き延びてほしいものです。

2009年3月22日日曜日

”AutoCAD 2010” ネーミングについて

ちょっと前にAutoCADの新バージョンがアナウンスされたわけですが、その”2010”がひっかかるのは自分だけでしょうか?w
いや、自分は”AutoCAD 10”になるものだと思ってたもので。
ちょっとはシンプルな名前に回帰しようという話は無かったのかなーって思うのですよ。
Windowsだって”7”になったしね。


Autodeskって、そういうところがちょっと好きじゃないというか、いまいち感覚が合わないメーカーだな・・・

まぁ、他のCADソフトのネーミングもどうかと思うものは沢山あるわけで、自分の関わってるソフトの名前も・・・ 恥ずかしくてとても言えたもんじゃないということだけは確かですorz


それにしても、まだ体験版ダウンロードできないんだね。
待ち焦がれてるんですけど・・・

2009年3月21日土曜日

TwitterとTumblr

とりあえず呟いておきたい自分にはキラーコンテンツだったわけで
その呟きをブログのネタとして使いたくなった時、TumblrのReblogは目から鱗だったわけです。

個人的な興味をスクラップするには、この組み合わせで全てカバーできてしまいます。


2009年3月20日金曜日

VMware Playerどうやって入れる?(Ubuntu 8.10 Intrepid)

ずーっと悩んでました。ずーっとです。

いろいろ探し回った結果、仕入れた情報は以下の通り。
1、tarからインストール
2、7.10ではリポジトリからインストールできてた。
3、8.04 Hardy以降はVMwareがカーネルに対応できないので
  インストールするにはパッチ(vmware-any-any-update)が必要。

わざわざtarボールのあるVMware Player 2.0.5を選んでインストール作業に入ったのです。

========= 失敗例 =============================

※あらかじめPerlが入っている必要があります。

cd ~/vmware-player-distrib


sudo ./vmware-player-install.pl

だけでいけるという話だったのですが、vmmonのコンパイルでエラーが起きてしまい、アイコンはできるのに起動できない状態に陥ります。 vmware-any-any-updateをインストールしても、状況は変わりませんorz

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日を改めてトライしてみると、他にも".rpm" ".bundle" というファイルがあることにやっと気付く。
まずは馴染みのあるrpmをどうにかできないかとググってみたところalienでdebパッケージに変換できるらしい。
sudo apt-get install alien sudo alien -i VMware-Player-2.5.1-126130.i386.rpm

でインストールしてみても無反応。alien自体「変換してうまくいくrpmもある」程度なのでしょうがないですけど。

========= 成功例 =============================

.bundleファイルは初めての形式だったので最後に残したのだけど、結局はこれが正解でした。
いろいろな話を結論づけると

sudo sh VMware-Player-2.5.1-126130.i386.bundle

これだけ。
"ubuntu bundle"でググってみたら、みんなVMware Playerはbundleでインストールしてるのねと。
もっと早く気づけば幸せだったのに・・・

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低価格NAS運用ノウハウ

低価格NASのファームウェアに不具合が起きた際(バグとかじゃなくて)、基本的にはメーカー修理になります。しかし、特に企業で使う場合にはバックアップが完全であっても、一刻も早く修復する必要に迫られます。

その際に裏技的に使えるのがファームウェアのアップデータです。
アップデータは中身がそのままファームウェアであり、全体を上書きするものがほとんどです。不具合の出たNASでファームウェアのアップデートをすると、不具合部分も同時に上書きしてくれます。
気をつけないといけないことは、いきなり最新版にしないこと。そして1ヶ月に1度はアップデートを確認すること。

ファームウェアはダウンデートできないものが大半です(周辺機器でダウンデートできたのは、Planexのルータだけでした・・・)。 
もし使っているNASのファームウェアが古いままならば、そして問題が起こっていないならばむやみにアップデートしない事をお勧めします。
そしてメーカーによっては、最新版のアップデータが出たら、古いものは順次ダウンロードサイトから削除するところもあります。 なので新しいファームウェアが出たら、すぐに落として保存しておくことが大切です。ちなみに、うちのHDL-GT1.6は現在ver1.11で動作中なので、ver1.29が最新版の現時点であと6回ファームウェアを書き換えることができるということです。


もちろん、アップデータはファームウェアのバグを潰したものなので順次アップデートしていくことが正しいのですが、中身がLinuxであっても"コンソールからコマンド"を使えない低価格NASでは、このような手法を選ばざるを得ないこともあるのです。

2009年3月18日水曜日

HDL-GTを2年間使ってみた。

今日、IO・DATAのHDL-GT1.6のHDDが壊れたので、どれだけ前に購入したものかを調べてみました。

2年間でHDDの故障が2回。
このためにRAID1+0で組んでるので、まったく想定内。
もちろんホットスワップでサクッと交換です。

HDL-GTのホットスワップはカートリッジを使うのですが、その中身はSAMSUNGの"HD400LJ"。ごく一般的なHDDを使用します。

IO・DATAはコスト削減の対象としてHDDの質を落とす代わりにシステム全体としての完成度を上げる手法のようです。
壊れたHDDはサクッと交換できるようにしてストレスフリーな作りなのも重要な点です。


ちょっと一般的な考え方じゃないんだけど
低価格NASを評価する基準として、HDDの故障率はそこまで問題にならないと思ってます。
以前、Terastationを2年間使ったことがあるんだけど、HDDは一度も壊れなかったのにファームウェアの出来が酷くて大変な目にあったのです。
(Terastationは同等価格でWestern Digital製でした)
ファームウェア(RAIDコントローラ)が壊れると、例えHDDが健康でも、NASとしてはそこで終わりなんですね。
というわけで低価格NASの選定優先度は "HDD < 安定性" といえるのです。

・・・という風に考える人は他にも大勢いるようで、コンシューマ向けPC周辺機器メーカーはSOHO向け商品を次々と出していっています。企業で使うことを考えると、ファームウェアの安定性は最優先になりますから、選考にはより気をつけないといけません。
IO・DATAのNASはお勧めですが、最近は商社も低価格NASをプッシュしているので参考にすると良いですよ。
ココなんかが最近プッシュしてきてます。高いけど。
この1TBモデル、IO・DATAでは販売してない特注品ですね・・・にしても高いだろ。


これはあくまでも低価格NASを企業で使い続けてみたという話。で、低価格NASのススメではないのです。
高可用性を狙うならば、当然RAID6であるべきでしょうし、HDDはSASであるべきなのです。
低価格NASは、あくまでもバックアップ先の1つであるべきで、メイン、バックアップ両方で使い続けるには管理者は苦労が多いことを一言付け加えさせてもらいます。

2009年3月15日日曜日

Inno Setupのソースが少ない件。

Innoは参考にできるソースが意外と少ないのです。

英語ならばそこそこあるんだけど、英語だからっていうことでとっつきにくい感じもあります。お世話になってることだし、まずは自分もローカライズで貢献していこうかと・・・

とりあえずはサイドフィード様のコチラのサイトを参考にしてもらうのが一番なのですが
http://inno-setup.sidefeed.com/

いずれはInnoファンの会などを立ち上げたいなーなんて思います。あくまで活動はスローでいくと思いますが・・・

2009年3月9日月曜日

Inno使いこなしたい(Install Shieldが使いづらい)


うちのソフトも、大方の企業と同じようにInstall Shieldを使ってインストーラ作ってるんだけど
どうにもこうにも使いづらい。
もちろん、どんなインストーラでも作れる高機能性は分かるんだけどGUI操作にこだわりすぎで、逆に使いにくいじゃん。最終的にカスタマイズするとなるとスクリプトになっちゃったりしてだったら全部スクリプトでいいよ!て思っちゃいます。スクリプトは全体の流れを掴みやすいから、こういう用途ではGUIよりCUIが優れてると思う。

Install Shieldでソフトのテストしてる時は、"プログラム変更→インストーラ作成→実行テスト"を繰り返し続けるとインストーラができるまでの焦れったさにストレスが溜まる。それに、このソフト極めようとしたら、1つの言語覚えられるくらいの気力使いそうだ。 というわけで、ある程度のことが出来て軽快なものを探したのですが、やっぱりNSISかInno Setupになるみたいだね NSISをちょっと使ったことがあるが、単純にフリーソフトよりオープンソースという好みからInnoを使ってみることにしました。 インスコ手順や、基本操作に関しては優れたサイトがあるからそちらをご覧あれ。 基本的にPascal風 Scriptで記述して、その通りに作成されるんだけどそんな難しくないし、英語だけどヘルプがしっかりしてるんだね。スクリプトが面倒で敬遠する人がいるかもしんないけど、読みやすいスクリプトだから案外とっつきやすいつくりですよ。
おススメ。

復活してみてます

休止中だったんですけど、やっとこさ復活の兆し。
いろいろ固く考えすぎてたのよね。

気分を変えてみようとUNIQLOCK貼り付けてみました
UNIQLOCK秀逸だと思うんだけど、これを会社のスクリーンセーバーにはできない感じです。
会社の32インチモニターで見ると迫力あって素敵なんだけど
もうすぐ30の男が踊る女性に見入ってるのも、自分でもどうかと思う。
けっしていやらしい見方はしてないんだけど・・・

こんな時、女の人はいいよなーって思います。
自分、たまに感覚が女性寄りかなと思う時がある。