2010年2月19日金曜日

Notebooksを ”SyncDocs+Dropbox”でいつでもどこでも同期!

NotebooksをSyncDocsで同期させる方法は前に解説しました。
しかし、SyncDocsにはダウンロードフォルダを自由に設定できないという欠点がありました。最初はそこまで問題に思わなかったんですが、使い続けていると小さいところに不満を覚えてくるものです。

現在(2010年2月現在)入手できるSyncDocs-0.6.7で指定できるダウンロードフォルダはSyncDocsが配置されているディレクトリ直下のDownloadsフォルダか、ユーザーフォルダの2つだけです。(ここでのユーザーフォルダは C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\SyncDocs)
自由に設定できないと会社のXPと家のOSX、そしてiPhoneの同期が面倒。でもそんな人の為にMobileMeのサービスがあって、NotebooksのWebDAVはMobileMeに簡単に同期できるのです。なので、普通の人にはそちらをオススメ!

で、これだけだったら記事を書く気にもならないのですが、ちょっと面白い方法が見つかったので書いてみました。

今回の仕様要件
1、ネットワークストレージを使う
2、Notebooksからの手動での同期はPC、Macにリアルタイム同期
3、誰でも簡単に設定できて、PC、Macを増設してもすぐ設定可


簡単なのはフォルダの同期ツールを使う事だけど、システムを安定させるためには単純化した方がよろしいので最後の手段として考えようと。

まず、ダウンロードフォルダを変更することから考えて、WebDAVのローカル利用を試してみました。WebDAVは次世代のファイル転送プロトコルと言われているように、FTPよりもずっと簡単にファイルのやりとりができるものだと考えてください。
WebDAVを自分のPCに設定するにはWebServerの導入が必須になります。自分の環境でできたものはWindowsのIIS、Apache FoundationのApache2、SourceForgeで公開されている04WebServerなどがあります。
が、これまた問題だらけでして。
IISと04WebServerは同期プロセスが途中で止まります。Apacheはちゃんと同期できたけど誰でも設定できるとは思えず… 更にWebDAVはちゃんとセキュリティの知識がないと怖いぞと。

これらWebDAVに興味のある方は以下の記事が参考になります。
ちなみに、Notebooksを絡めないで単にWebDAVを個人向けならば04WebServerがお勧めです。こんなに簡単なWeb Serverがあったんだと驚きました。

さて、次の手はと考えながらぼんやりSyncDocsのフォルダを眺めてたら閃きました

「このSyncDocsフォルダをDropboxに入れちゃえばウマー!」

その後、家のMac上のDropboxに同期されたSyncDocs-0.6.7.jarを起動するとしっかり同期してくれちゃったわけです!またまたウマー!!

というわけでWebサーバー立てたりと難しく考えてたNotebooksデータの複数クライアントからの同期は思わぬ解決法にたどり着いたわけです。
元々SyncDocsはJava上で動作するのでクライアントの端末は選びませんし、解凍したフォルダ内で完結して動作するので、アクセス権のあるフォルダならどこでもいいんです。
自分と同じようなお馬鹿な事を考えてらっしゃる方はぜひお試しあれ!

NotebooksとSyncDocsについての関連記事 

0 件のコメント: