2008年8月21日木曜日

静的LinkAggregation構築記 :Phase1

ウチは、予定管理やら業務管理やらを未だにMicroSoft Accessを使って構築してるのよ
ていうか、未だにAccessの呪縛から逃れられない

確かに、素人でも作りやすいのはいいんだが、如何せんJet DBは壊れやすい。
そしてネットワークを介して同時接続させるとやたらもたつくのが難点だと思うな。
前任の管理者が構築したもので、資料もたいして残ってないし、いじりにくいんだな。これが。
将来的に上っ面部分はAccessで、DBはSQLを使いたいんだが…

まぁ、数年後にはそういう方向に持っていこうかなって思っとります。
それまでにせめてAccessとSQLのスキルはためておかないとな。

Accessのもたつきは、経験からすると、ネットワークやNASというよりも
Access自体、もしくはAccessで作られたソフトの構造の問題だと思ってる。
クライアントでネットワークの使用状況をモニターしながらAccessを使っていると
読み込むデータ量が最初は数KB/sがしばらく続き、突然数十MB/sが読み込まれて
パッと表示されるようになる。
要は効率よくJetDBにアクセス出来てないんじゃないか・・・
ホントのところはAccess素人の僕には分からんがね。

しかし、社長にはAccessを早くしろと言われ続けてるから、ネットワークとサーバのスペック
を上げることで、少しでも改善してみようと思う。
既に、NASはそれまでのLogitec製の低価格NASからHP製のSASモデルに切り替えたので
多少の無理にも対応できるものとなっている。

■使用機器
・NAS:HP ML110 G5 SASモデル
・クライアントPC:DELL Vostro400 WindowsXP Professional
・スイッチングハブ:FXC ES1016
          (ES1024、ES1008V2と静的リンクアグリゲーション済)
・NIC:Intel PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter

■調査
・元々、主要スイッチをFXCで統一していた経緯もあり、FXCに今回のNICを利用し
 た場合アグリゲーションは可能かどうかを確認。
 回答は、このNICはリンクアグリゲーションの規格がIEEE802.3adであり、
 ウチで使用しているFXCのスイッチは静的リンクアグリゲーションであるから
 このNICには対応できないとのこと。
 じゃ、NIC側で静的リンクアグリゲーション設定が出来れば可能かな?
 と思ってIntelにこのNICでで静的リンクアグリゲーションが可能か聞いてみた。
 回答は、設定画面で静的リンクアグリゲーションを選択できる。
 ただし、このスイッチとの組み合わせを保証するものではないという条件付。


FXCのスイッチも、IEEE802.3adに対応しているものもあり、そちらに移行したほうが
良いかとも考えたが、Intelの静的の設定も出来るという言葉に賭けてみた。
アグリゲーションに関して、IEEE802.3ad規格が出来る前は各社で独自規格を作り上げたり
していたらしいから、多少の不安はあったがFXCが静的アグリゲーションにしているのは
希望が持てた。

今回は常にアクセスされているNASを停止する必要があるため、問題点を予め把握して
おこうとテストを重ねてみた。


■PHASE1
 まず、PC同士で2GBを目指してみた。
 Vostro400の蓋を開けてビックリ
 空いてるPCI Express のスロットがx1のみ。ダメじゃんorz 
 このNIC、x4以上なんだよ。Vostroは一応業務用という位置づけだから
 x4とx16の組み合わせだと思ってた。確認不足。


■Interval
 急遽、PCIスロットのグラボを1枚注文し、次に備えた。
 PC同士の実験は2枚のグラボが必要になるし、余計な予算かけられないから中止。
 ここまでだと、まだまだ上手くいくか分からん状態。
 もうちょっと時間をかけて調査したかったんだが、ウチの忙しくなる9月が近づいてきてる
 から、そうもいかなくなってきてる。近々、次の段階に進まないとな。


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