2010年9月30日木曜日

Toodledoイベントとカレンダーの同期環境の構築。 (ステップ2: 標準カレンダーとToodledoの同期)

さて、ここでToodledoイベントをiPhone上のカレンダーに同期させる下準備をします。ここではiPhoneの標準カレンダーに同期させる方法なんですが、なんで標準カレンダー?といいますと ステップ3: iPhoneでのカレンダーの同期 で理由が明らかになりますのでここでは省略。ステップ3に進んでから最後にこれでもOKです。

ToodledoのイベントをiPhoneの標準カレンダーに同期させるのは簡単です。
ステップ1の 【Toodledoのicsリンクアドレスの取得とカレンダーへの貼りつけ】 で開いたページをiPhoneのSafariで開きます。
「Tools& Services」のiCalを選択、「Apple's iCal  and iPhone 」のリンクをタッチします。


すると以下のメッセージが出てくるので、「照会」、「完了」とタッチして完了です。


これで標準カレンダーにToodledoのイベントが流れこんでくるようになります。






このシリーズ一覧

2010年9月29日水曜日

Toodledoイベントとカレンダーの同期環境の構築。 (ステップ3: iPhoneでのカレンダーの同期)

デスクトップでのToodledoイベントのカレンダーへの流しこみは終わりました。次はiPhoneでのカレンダーへの同期方法です。

iPhoneのサードパーティ製カレンダーアプリはとっても便利です。Googleカレンダーと同期させるのもGoogleアカウントを入れるだけで自動同期してくれますもんね
しかし、今回はGoogleじゃないのでCalDAVのリンクアドレスを入力できるものが欲しいわけで…

…しかしそれが無い。 「iPhone CalDAV」とか探してもGoogleカレンダーと同期できるとか書いてる記事しか無いわけですよ。いろいろ諸事情あるのかなと思いながら別の手を探してみると、標準カレンダーに簡単にYahoo!カレンダーを同期させられる方法がLifehacker日本語版に載ってました。

Yahoo!CalendarとiPhoneはいとも簡単に同期できる


この文末にあるように、Yahoo!Japanが対応してるかは未確認てことで(それくらい確認してよと思うけど)やってみましたけど、Japanはできません!@yahoo.comだけです!
我らの勝利です(・∀・)

実際にやってみましょう。手順はLifehackerの通りなので、とりあえずハイライト部分をタッチしていってください。

最後の「サーバ」のところは「yahoo」だけでいいです。勝手に上のようなサーバアドレスが入ります。

さて、これで標準カレンダーを見てみるとちゃんとリンクされてますね!しかし、ここでダブりがあるのが分かります。これは先に読み込んだToodledoのリンクとToodledoがリンクされたYahoo!カレンダーのリンク(ややこしい)の両方が表示されているからです。

ダブりはさいすけで表示しない設定にしてしまえばいいので、この状態でGoogleとの同期設定を解除したさいすけを立ち上げてみると、こんなメッセージが表示されますので、「はい」を選択します。

そうすると… 見事さいすけにYahoo!カレンダーが同期されました!オレンジ色の予定がToodledoから同期させたイベントです。

さて、Googleカレンダーと同期してた頃にはさいすけが立ち上がると同時にGoogleカレンダーに同期しにいってたのに、それが無い。それは標準カレンダーと同期してるから当然なんだけど、それじゃあ標準カレンダーはいつYahoo!カレンダーと同期してるのかって疑問が出てきます。

実は、標準カレンダーはiPhone側の設定で定期的に問い合わせてます。普段から標準カレンダーで外部カレンダーと同期させてる人は心配いらないですが、初めて外部カレンダーと同期させるならば確認しておいてください。「設定」から確認できます。
データの取得方法の「プッシュ」がオンになっていること、フェッチが「手動」じゃないことを確認してください。カレンダーはフェッチで取得するので、この「~分ごと」にしたがって問い合わせします。なので頻繁にカレンダーを確認する人は15分ごとにしとくといいでしょう。

※ただし、フェッチ間隔を短くするとバッテリーの消費が激しくなるらしいので程々に。(でも15分はゆずれない自分)

さあ、これでデスクトップでもiPhoneでもToodledoイベントをカレンダーでいつでも確認できます!

2010年9月27日月曜日

Doit.im始めてみました

自分の仕事の幅が広がりすぎて、Todo管理しないとミスが増えるなと危機感があるのでTodo管理に取り組んでみます。(実際にやること忘れて迷惑かけたし…)

実はGoogle Taskを使ってたんですが、これがGoogleカレンダーとも連携できないわ、iPhoneで使いにくいわでイマイチ。そもそもタスクだけで見れないってのもバツ。ということで(ちゃんとした)Todo管理アプリかサービスが非常に欲しくなったわけです。

やたらとThingsをお勧めされたわけですが、WEBサービスが無いというのがネックになります。うちの会社、iPhoneいじってるのも気まずい感じですもん。他の方にはToodledoをお勧めされたんですが、インターフェイスが取り掛かりにくくて断念(すません)。

で、Todoを活用してるGoogleカレンダーと同期できるもので検索かけたら出てきました。それが「Doit.im」!
使い方はマニュアルとか無くてもわかったんですが、ちょっと引っかかる部分がいくつかあったのでメモ。

とりあえずWeb版はこんなUIです。シックな雰囲気がプライベートでも仕事でも使える感じ。
このサービス、Windows版のクライアントがあります。それもこれとほぼ同じ雰囲気。


  • Googleカレンダーとの同期設定
で、このサービスのウリのひとつはGoogleカレンダーとの同期ができるってこと。
設定は「Settings」の「Google Cal Sync」から行えます。
Google Calenderのボタンを押すとGoogleカレンダーの認証画面が開きますので「アクセスを許可」を押します

するとCongratulationと祝ってくれますので、それだけで完了。

これでDoit.imで追加したタスクが自動で愛用のGoogleカレンダーに追加されるぜ!
いやっほい(・∀・)   ・・・・・・ところが追加されないわけですよ。

なんだよ詐欺かよと悪態つきながらGoogle先生で検索しまくったら、バグですって。すぐに対応するからーてフォーラムに書いてあるんだけど、それが9月初めの週ですからね。意外と問題の根は深いらしいです。
しかし今までにないサービス精神満載のGTDサービスなんで、それくらいは正座して待ちますよ。
それまではTodo管理サービスとして使い倒してみます!

2010.10.02追記
今日公開したToodledoとYahoo!カレンダーの同期方法でやりたいことはほとんどできてしまったような感じです。
ちょっとしかDoit.imは使ってないんですが、動作のモッサリ感に違和感があって少しストレス感じる。。とにかくGoogleカレンダーとの同期は直るのか、そしてGoogleカレンダーと双方向に同期できるのかというところが一番興味がありますね。それがはっきりするまではお蔵入りさせときます。

2010年9月23日木曜日

Twitter for iPhone 変なエラー表示の謎

公式クライアント(正式名称 Twitter for iPhone)でこんなエラーが出ました。
The operation couldn't be completed. (kCLErrorDomain error1.)
これは操作が完了しませんでしたって意味なんだけど、括弧内の意味が分からない。
アプリ壊れた?と思ってインスコしなおしたら直ったので、使い続けても何かのはずみでエラーが出るようになっちゃうんです。で、いつも後退ボタンをタップするときにやってしまう。
これ、実は設定でアプリに位置情報の取得を許可させない状態で、そのアプリ側から位置情報を取得しようとしたときに出てくるエラーなんです。どうやらこのアプリだけの話じゃなくて全てのアプリで先の条件の時に出てきてしまうエラーだということです。

対処方法は簡単で「設定でエラーの出るアプリに位置情報の取得を許可→そのアプリで位置情報を取得」だけです。

では、順を追って解説します。

1、設定アイコンから「一般」を選択

2、「位置情報サービス」を選択
  ※これがオフになっていたらオンにしてください。

3、対象のアプリ(今回はTwitter)の位置情報サービスをオンにする。

4、アプリの位置情報がオンになっているので、オフにする。

これで解決です。
Twitterなどではジオタグを付けたくない場合が多いので、基本的にオフにすると思います。エラーが出なくなったら、もう一度設定から位置情報サービスをオフにしておくと良いでしょう。


と、ここまで夜中に思い立って書いてるんですが「kCLErrorDomain error1.」で検索すると同じ内容のブログが検索にわんさかヒットしてorzなわけですwま、ちゃんと矢印まで書き込んで見やすくできたので、それだけで満足ではありますw

2010年9月13日月曜日

HO_CAD と AutoCAD での図面変換

不思議なことに、沖縄ではHO_CADをメインとして使うのが常識らしく、沖縄の仕事を受ける上でHOCAD⇔AutoCADの図面変換が必須になってきました。
ネットで出てくる情報からすると、HO_CADユーザーはAutoCADのDWGを鬼門扱いしてるくらいしかわからなかったので、自分で色々と試してみた結果をメモしておきます。

結論からすると以下の変換方法を使うと元図面に近い状態でやり取りできます。

HO_CAD → AutoCAD :SXF(SFC、P21)
AutoCAD→HO_CAD :SXF、Jww(できればJww)

※ 使用したソフト: AutoCAD 2008、HO_CAD Pao、JacConvert
※この変換方法ではハッチオブジェクトの再現性は問題にしていません。

  • HO_CAD→AutoCAD
HO_CADのSXF変換については簡単なので(保存形式を変えるだけ)なので割愛しますが、AutoCADでSXFファイルを読み込ませるためにはSXFデータトランスレータ(LTならばSXF Converter for LT)が必要になります。
AutoCADからSXFデータトランスレータを使ってHO_CADから書き出したSXFをモデル空間に読み込んでしまえば完了です。

※2010対応版でSXFデータトランスレータ、SXF Converter for LTの開発は終了しました。2011以降はAutoCADならばサブスクリプションを結ぶと無料で送付してもらえるCals Toolを使って直接Jwwに変換することができます。LTでは事実上SXFに変換できず、LTとCals Toolのセット販売であるCivil Suiteを購入する必要があります。

  • AutoCAD→HO_CAD (SXF編)
こちら側の変換では、HO_CADの制約をどう回避するかが問題になります。制約はSXFを読み込むときの空間があらかた決められてしまっていること。詳しくは調べてませんが、SXFを読み込むときに図面の左下の座標がX=20, Y=20に決められているようです。この座標から用紙サイズ(基本的にA1)までの空間が表示されます。その空間(+ゆとり分)からはみ出たものは基本的には表示されません。

1、AutoCAD上でこのように図面枠の左下(赤●)座標が X=20, Y=20から大きく離れてSXFに書き出すと

HO_CADで読み込むと図面印刷範囲から外れてしまいます。


2、AutoCADで図面枠の左下をX=20, Y=20に合わせてSXFに書き出した図面
HO_CADではきちんと印刷範囲に収まってくれます(尺度が半端なのでぴったりしてませんが)


※「基本的には」というのは、はみ出た部分へは、その空間から続くオブジェクトがあれば見ることができるので、たとえば線分をひたすらその図面のある場所まで続けて書いていくと図面が出てきます。が、余計な手間以外の何ものでもないですね。

この図面としてのオブジェクトは存在してるのに表示されない現象、国交省のCALS/ECサイトやJACICのサイトで配布してるSXFブラウザでも起きます。ということで、これはSXFの制約というか規則なのかもしれませんね。
なので、AutoCADユーザーがSXFでHO_CADとやり取りする際にはこの点に注意しないといけません。


今のところ思いつくAutoCADユーザーの注意点
  1.  AutoCADのモデル空間をSXFに書き出すときにはモデル空間でA1に縮尺を合わせた後、図面枠の左下をX=20, Y=20に合わせた上でSXFに変換する。
  2. ペーパー空間をSXFに書き出すときは基本的にX=20, Y=20の座標に合ってくれるが、ずれる時がある(どういうときにズレるかは不明)ので、書き出したSXFをAutoCAD上に読み込んで、座標を確認する必要がある。
  3. AutoCADで平面図を作図する時には座標を記したグリッドを作っておく必要がある。(国産CADは基本的に絶対座標で作図できないから)
他にももっとあると思いますが、それは運用していく上で書き足していきます。

  • AutoCAD → HO_CAD(Jww編)
AutoCADで作図したものをHO_CADに渡すのに、一番合理的な方法はJwwにすることです。先述したHO_CAD側の制約はSXFとして読み込むときの制約であって、Jwwを使うとその制約がありません。なので、例えばAutoCADで絶対座標を使って作図したものもJww経由だと表示できるのです。

実際の図面に記されている2つの座標(-121200,-44000)と(-120200,-44400)を使って絶対座標に合わせた図面 (絶対座標に合わせたのは、このテストのためです。通常は合わせないまま変換して大丈夫。)

この図面をJacConvertでJwwに変換すると、HO_CADでは下のように印刷領域に合わせて開くことができます。


※ただしHO_CADユーザーが印刷するときには、きちんと図面の向きを設定しなおす必要が出てきます。なので、この方法はAutoCADユーザーの負担をできるだけ少なくする場合として考えます。




現状、DWGをJwwに変換するのに最適なものはJacConvertだと思います。JwCadを使ってDXF経由でJwwにする方法もありますが、属性文字が消えてしまうという問題があります。
JacConvertでは属性文字も文字として変換してくれるのが助かりますし、だからこそJacConvertを使うわけです。

※HO_CAD PaoならばJwwを読み書きできますが、旧来のHO_CADでは読み書きできませんので注意。